歴史
うまいものや善について
当店は、加須市が誕生して7年後の昭和36年(1961年)、加須市中央の⻘果店「八百善(やおぜん)」に勤務していた先代夫婦(現店主の両親)が、のれん分けで独立した「八百善三俣支店(やおぜんみつまたしてん)」がはじまりです。
独立当初は野菜中心の青果店でしたが、内陸の加須では干物を中心にした魚加工店が数軒あるだけで、新鮮な魚を取り扱う店がなかったため、先代の店主が一念発起し、築地の仲買と交渉を重ね、早朝のセリで入手した鮮魚をトラックで加須に運ぶルートをつくることに成功。手先が器用だった店主が魚を捌いて新鮮な刺身を提供し、繁盛店になっていきました。
その後、贔屓のお客様のご要望に応えるように各種惣菜の販売を開始、味噌、醤油、乾物の品揃えを増やし、小規模ながらも何でも揃うミニスーパーへと変わっていったのでした。現店主も大学卒業後、東京の鮮魚専門店に就職。銀座、横浜、新宿のデパートの店舗で修行後、当店に勤務。先代店主から家業を継承し現在に至っています。
2023年(令和5年)4月、地元のミニスーパー「八百善三俣支店」は、お惣菜・お弁当・寿司・刺身のテイクアウト専門店「うまいものや善」に生まれ変わりました。